TOPページ > トラブル防止のための知恵袋 > マルチ商法に気をつけろ!
Aくんは、あるとき大学の先輩から「すごくいいバイトがある」と話をきりだされた。
ちょうど、バイトを探していたときだったので言われるがままに都内にある事務所へ行った。カタログ販売の仕事で登録料が34万と高額だったため躊躇したが、事務所では、この仕事がどれだけ手軽で高収入の可能性があるかを切々と語られた。
最終的には、先輩に
「二ヶ月で取り戻せて三ヶ月後からは、ほとんど何もしないで月20万の収入が得られる」
と言われた言葉を信じて登録をした。
お金がないと伝えると金融会社までつれていかれ学生ローンを契約し登録料を支払った。
その後は、誰も勧誘できず収入は得られずローンだけが残っている。
また、この仕事を紹介してくれた大学の先輩はいつのまにか大学を辞めており、今では誰も連絡先をしらないという。
現在、キャッシングという言葉は昔よりも身近になり、学生ローンやクレジットカードの広がりとともに、学生であっても気軽にある程度まとまった金額を借りることができるようになりました。しかし、学生がお金を簡単に借りれるようになった今、Aくんのように社会経験が少ない学生を狙った悪質なマルチ商法が広がっており問題となっています。
マルチ商法とは、商品やサービスを契約して組織に加入した上で、次は自分が友人などを誘い、新たな加入者を見つけることによりマージンが支払われる仕組みの商法のことを連鎖販売取引のことを指す言葉です。(他にもマルチレベルマーケティングシステム”(略称:MLM)や“ネットワークビジネス”とも呼ばれています。)
このようなマルチ商法は、「特定商取引に関する法律」により、さまざまな規制が業者に課されていますが禁止はされていません。しかし、違法ではありませんがマルチ商法は、その性質上、人間関係を利用するため、身近な人間関係を破綻させたり、商品の大量在庫を抱え、その返済に困ると言うトラブルが多数、起こっています。
マルチ商法は、自分が紹介した会員が増えるほどマージンが入り、利益が増える仕組みになっています。
つまり、マルチ商法で実際に儲かるのはごく一部の上位の人だけで、多くの売れない商品を抱え借金だけが残ってしまう人たちの上に成り立っているビジネスだといえます。
しかし、マルチ商法は会員を増やし続けなければ利益がでないという特性上、今も多くの人が勧誘され入会していると言われています。今後、友人や知人がマルチ商法まがいの勧誘をしてこないとも限りませんので、自分には関係ない話だと思わず、いつでもきちんと断れるように心がけておくことをオススメします。